土曜日の午後と日曜日の二日間、都内で行われた勉強会に参加してきました。
「Exceptional Dentistry」という、歯科診療哲学を学ぶ半年コースの第一回目でした。
開業して10数年、自分なりに技術の研鑽に励んできましたが、そこにはいつも保険診療の壁があり、理想を追求してもそれを体現出来ないジレンマに悩まされてきました。
学ぶほど、どんどん苦しくなる。
もっと自由に、自分が本当に良いと信じる歯科医療を提供したいと感じることが多くあります。
歯科医師人生も中盤を迎え、こらからの道のりをより良いものにするために、今一度立ち止まって考え直してみたい。
枝葉の技術も大切ですが、根となる自分自身の診療哲学をこの半年で構築したいです。
先週末は「Microscope Plastic Surgery Advanced Practice Course」を二日間受講して来ました。
プラスティックサージェリーとは、顕微鏡を使用し歯肉を切除して移植を行う、とても繊細で難しい手術です。
特に歯肉退縮(歯茎が下がって根が露出)している症例や、前歯の審美領域の治療に有用な技術です。
ソーシャルディスタンスを考慮した会場で、丸二日みっちり講義と実習に励んでまいりました。
以前は細かな審美的な治療に対し、歯科医師の自己満足では・・?と感じていました。
今は「真実を連ねると迫ってくる」という言葉を大切に処置をしています。
細部へのこだわりが本物を作ると思うので、もっと綺麗で美しい治療が出来るようになりたいです。
2020.06.29
日曜日の午後に、「人が輝く組織づくり実践セミナー」に参加しました。
「人と経営研究所」所長の大久保寛司さん、リッツカールトン元日本支社長の高野登さん、埼玉県入間郡で産廃会社を経営されている石坂典子さんの対談形式オンライン講演会でした。
当院スタッフ2名もzoomで一緒に受講。
以前大久保寛司さんのお話を拝聴する機会があり、非常に感銘を受けて、いつかスタッフと共に聞いてみたいと思っていました。
ちなみに石坂産業という産廃会社は、世界中から見学者が来るようなとても有名な企業なんです。
https://ishizaka-group.co.jp
三芳町なので川越のすぐ隣。
近くにこんな会社があったなんて・・知らずにお恥ずかしい。
石坂典子さんは2代目社長になった当初とても苦労したそうです。
組織を立て直し、環境に優しく社会に貢献する会社作りの話はとても感動しました。
職種や組織の規模こそ違えど、非常に参考になる内容でした。
高い技術力と組織力は、良い歯科医院の両輪だと思っています。
良い組織にするために、自分も含めスタッフそれぞれが成長してくれたら嬉しいです。
久しぶりにオンラインではないセミナーに参加してきました。
本来なら4月スタートだった小児矯正の勉強会です。
全身の歪みや間違えた呼吸の仕方で歯並びは悪くなっていきます。
そこにアプローチせずに歯だけ並べても、また元に戻ってしまう可能性は高いです。
身体の健康のために、幼少期に悪習癖や歯列の改善を行うことはとても大切です。
反対咬合なら5歳くらいから、通常の歯列不正なら小学校1年生くらいから開始することがベターです。
子供達の未来のために、もっと深く歯並びのことを学んでいきたいと思います。
川越で一番清潔な歯科医院にする!という目標のもと、スタッフと日々院内の綺麗化プロジェクトを進めています。
その一貫で、第二種歯科感染管理者検定講習会を受講することにしました。
本来なら会場は横浜でしたが、コロナの影響でオンラインに。
スタッフも私もそれぞれ自宅のPCで授業を聞き、夕方試験に臨みました。
結果は一ヶ月後・・。
ともあれ、消毒・滅菌に関する多くの知識を得ることが出来、非常に学びの多い一日になりました。
スタッフが誇りを持って働くことが出来るように、これからも一緒に学んでいきたいと思います。